1.開発コンセプト
・日本に於いては銃規制がされていて簡単に銃器を入手する事は出来ませんが、殺傷能力の十分にある包丁等は至って簡単に入手する事が可能で、刃物に関しての管理・規制は、まったく無いに等しい状況下にあります。特に、最近の日本に於いては、刃物を使用した殺傷事件が多発していて、連日のようにニュースで見る機会も多いのではないでしょうか。
実際のところ、個人宅にも警備保障会社による通報システムの導入など、セキュリティーを強化する傾向が強くなってきているのが現状ですが、通報システムを構築したところで、実際に警察官等が現場に駆けつけるまでの時間は、全国平均で15分程度かかるとされています。仮にその間に犯罪者と遭遇してしまった場合は、自分の命は自分で守る、すなわち『生命に対する自己責任』が求められる事になります。
しかし残念な事に、現代の日本人に於ける個々の防衛能力は皆無に等しい状況であり、また、そのような防衛の為の安価な用品・用具も殆ど無い状況です。
当社としては、万が一災害に巻き込まれてしまった場合に、その場所から安全に退避、もしくは、応援部隊が来るまでの間、致命傷を負わない為の商品を安価にて一般に供給する事を目的にSAI防具・防刃盾を製作致しました。
尚、栃木県警察本部は平成31年2月に県下全交番、駐在所などに近年発生している交番を狙った襲撃事件の対応として、小型防刃盾を配備しました。
2020年には東京オリンピック・パラリンピックが東京で開催され、2025年には大阪万国博覧会が大阪で開催されるにあたり、今まで以上に海外からの来訪者も増えます。
不測の事態に対応できるようにする為にも、個々の犯罪に対する心構えと準備が必要なのではないでしょうか。
2. SAI防具・アルミ製防刃盾とは、
・防刃盾は包丁、ナイフ、棍棒(金属警棒程度)などの攻撃より身を守ります。
(防刃盾の防刃規準::NIJ規準(耐防刃エネルギー25J)準拠)
※一般的な成人男性が体重を乗せて体当たりしたときのエネルギーが、約25Jとされています。
※さすまたは、防具ではありません。犯罪者を捕まえる道具です!
・アルミ製防刃盾は経年劣化や材料が錆びる事が非常に少なく、ランニングコストがポリカーボネート製の防刃盾よりかかりません。
(ポリカーボネート製のものは紫外線に非常に弱く、5年程度で経年劣化しますので、安心してご使用頂くためには、5年程度で製品を買い替える必要があります) ※下にアルミ製防刃盾とポリカーボネート製防刃盾の比較表を示します。
・ポリカーボネート製より維持経費を含め、断然お得です!
(ポリカーボネート製のものは、¥20,000~¥30,000程度します)
・盾の外形寸法は、W:330mm×H405mmと適度なサイズにしており、室内の机や家具などにさほど影響なく取り扱えるように考慮しています。また、製品重量も約1kgしかなく、女性の方でも楽々扱える重さとなっております。
・別売りをしているゴム警棒は、材質が合成ゴムで出来ている為、棍棒や金属警棒と比べ力のない女性の方でも、ゴム特有のしなり効果で、弱い力でも応戦した相手にダメージを与えることが出来ます。
・防刃盾及びゴム警棒は緊急時に気が動転しても影響がでないよう、上下相似形の形状をしており、 握り手の向きがありません。
・別売りの壁面固定金具を利用する事で、防刃盾の置き場に困る事もなく、また壁面固定金具と防刃盾はマジックテープで固定されていますので、いざという緊急時に素早く防御が準備できるよう考慮してあります。
・アルミ製よりも硬度が高いジュラルミン製防刃盾や、お客様のご希望に沿ったサイズにも対応致します。また、防刃盾+ゴム警棒のセットや防刃盾+ゴム警棒+壁面取付金具のセット販売もしておりますので、お気軽にお問合せ下さい。
防護(防刃)盾比較リスト
当社の防刃盾は実戦でも使用された事があります!
上の写真は、実戦で使用された後の製品の状態です。
SAI防具・アルミ製防刃盾を設置してあった足利市の織姫交番に日中、包丁を持った暴漢が侵入した際に、警察官が暴漢を逮捕する際、実際に使用したものになります。
写真の通り、製品表面(犯人側)全体には突き刺し及び切創による傷が多数見受けられますが、製品裏面(警察官側)に傷は全くありません。(製品はSAI防具・アルミ製防刃盾です)
尚、この事件後に足利警察署の方から『防刃盾のお蔭で警察官は無傷で犯人を逮捕する事ができた。警察官は防刃ベストを着用していたが、この小盾が無かったら手や腕に切創傷を受けたかもしれない。防刃盾のサイズも適当で、交番内で使用したにも関わらず適切に使用できた』と感謝の連絡を受けました。
現在、足利市内の全交番には、当社より寄贈した同様の小盾が置かれております。