今日は西日本新聞の記事でちょっと首をかしげたくなる記事を見かけました。
九州地方の一部の中学校では、学校内で日焼け止めクリームの使用を禁止している学校があるとか。その記事を読み進めると学校側は『原則は校内での使用は禁止だが、必要に応じて個別の相談には乗る』とか『日焼け止めを買えない家庭もあるから、色々な観点の配慮も必要だ』と、さももっともな事と云わんばかりの回答をしていたのには驚きました。
そもそも、そのような事を校則にする必要があるのでしょうか?
先日は北海道で季節外れの40℃近い気温を記録していますし、今の日本は昔と比べると明らかに気温が高くなっています。当然、紫外線の量も増えていると思いますよね。男性にも日傘の利用を推奨するぐらいですから。
当然、紫外線は皮膚がんのリスク増加や視力の低下など様々な影響があるのは周知の事実ですが、生徒がそのリスクを回避する行動を校則で禁止するのはおかしな事です。また、家庭環境を考慮しているような発言もされていますが、貧富の差がある世の中だからこそ配慮する事よりも、助け合いの精神を教える事が本来の教育なのではないでしょうか。
全国の学校には、このようにどう考えても現在にはそぐわないおかしな校則が多数あるように思います。学校は集団生活の場ですから取り決めは必要です。でも明らかにおかしな決まり事は臨機応変に変更していくべきです。
文科省の指導内容にも、環境省のマニュアルに基づき正しい知識を持ち適切な指導を行うよう求めているようなので、この校則がいち早く改善される事を切に願います。