襲撃事件

また今日の早朝、大阪で交番を狙った襲撃事件が起きてしましました。
犯人は拳銃を奪って逃走中との事で、近郊にお住まいの方はさぞご不安な事だと思います。
一刻も早く犯人が逮捕される事を願うばかりです。

過去にも交番を襲撃する事案は発生していますが、最近は特に多いような気もします。
栃木県警本部では、その事案に対応する為に、小型の防刃盾を県下全交番や派出所などに今年2月に配備しています。
当社にも昨年末に栃木県警本部から問い合わせがありましたが、ポリカーボネート製の防刃盾の希望だった為、残念ながら採用には至りませんでした。

当社のアルミ製防刃盾は、過去に足利市で発生した交番襲撃事件の際に実際に使用された経緯もあり「防刃盾のお蔭で警察官が怪我をすることもなく、犯人を逮捕する事が出来た」と足利警察署より感謝の意も伝えられております。

当社がアルミやジュラルミンといった金属製の防刃盾にこだわるのには理由があります。
ポリカーボネート製の防刃盾は、板の厚さを厚くする事によって防弾性能を有する事は出来ますが、アルミやジュラルミンでは防弾性能を有する事は基本出来ません。
しかし、ポリカーボネート製のものは紫外線にとても弱く、表面をコーティングしているものでも経年変化により防刃としての耐用年数は約5年とされています。
それに比べ、アルミやジュラルミンなどの金属製のものは紫外線などの影響を受ける事はほとんどなく、半永久的に防刃性能を維持する事が出来ます。

不測の事態に対応する準備をする事は必要ですが、いつその不測の事態に巻き込まれるのかは全く分かりません。
せっかくポリカーボネート製の防刃盾を準備していても、耐用年数が来たら1度も使用していなくても、防刃性能を考えると5年程度で買い替える必要があります。
それって無駄になりませんかね。

国内では銃規制のお蔭で銃器を使った犯罪は外国に比べかなり少ないと思います。
でも刃物を使用した犯罪は、規制をかけるのも難しく殺傷能力のある包丁でも簡単に入手できますし、どこのご家庭にも最低1本はあるのが現実です。

「備えあれば憂いなし」。

刃物を使った犯罪の犠牲者にならない為にも、対岸の火事だと思わずに、個々がしっかり考える必要があるのではないでしょうか。

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